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雨上がりの虹

カーテンを開けた
昇っているはずの陽が見えない
視える世界は洗われていた

狭いマンションのワンルーム
梅雨の日曜日は部屋を「静か」に保つ

ああ、この間のレポート、Cだったっけ
論理思考は苦手なんだよ。
事例調べて意見書けって
興味ないから何も沸かない

雨は止まない

小鉢の土が水を含む
サボテンは外を眺めている
やめとけよ 溺れるぞ
僕みたいにさ

雨が止まない

ベランダに出れば
湿った風と雨粒が頬を拭う
下では小さな河童がはしゃいでいる
川も騒いでいる

虚しさを空に混ぜてごまかして
理想は現実に溶けてしまって
僕は何がしたかったのだろう
目的が欲しかっただけだった

意味をくれよ



雨が弱まり

何も思わず目を下ろした そしたら
淡い色の紫陽花が咲いていた
この心の向こうにも 優しい笑顔が写る?

いつかは花が咲く 雨も止む
そう聴こえた気がした 急くことは無いよ。と。

雲が割れていた
花が咲いていた
雨が止んでいた
僕は歩いていた

サボテンを背にして

虹を見にゆこう
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死と解と掌と

汚い世界は汚い世界
涙で流せず見えぬまま
差し出す手も 伸ばせぬ手も
悪に映って消し飛ばした

宝物なんてない 生まれて持ったものもない
暗がりはそれだけ示し
己を創る標を隠した
暖かいガラスを砕いた

聴こえたんだ海底の叫び
砕いたのは暗がりか 違う
呪うか全てを その掌を
それでも伸ばせと響いていた

アコースティックギター

視える世界 ああ 視えた世界
熱く火照ったその瞳
差し出す手と 伸ばした手が
いつか掴まんと引き摺り出した

では
自己とはなんなのだろう 宝が全てだったのか
暗がりはいつしか死んだ
建てられたその標を探した
砕けたカケラに滴る血

叫んだんだ心底の叫び
砕いたのはこの手と心 そうだ
笑うか全てを その掌を
口端上げてと響いていた

アコースティックギター

広がっていたのは重ねて連ねた掌だ

幾度も開いては握り
熱い雫をそこに垂らした
そしてただ笑った

刻んだんだ心底の叫び
砕いたのはこの手と心 そうだ
笑うか全てを その掌を
口端上げてと響いていた

掲げろ全てを その掌を
ここからの先は この手が創る

新たな生の唄を
プロフィール

栗城

Author:栗城
大体ツイッターに居ます。→@keishishi

最近は大学生活やら家事やらその他もろもろで忙しいけどやりたいことはキッチリやってます。マイクラ動画製作中。

気ままに書くよー。

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